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テクノロジー企業の成長率ランキング「Fast50」が今年も発表。企業研究にも使えるか?

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監査法人トーマツが毎年発表している国内のテクノロジー企業の成長率ランキング

「デロイト日本テクノロジー Fast50」が今年も発表されました。

テクノロジー企業の成長率ランキング「Fast50」、1位はgumiに

平たく言えばこのランキングは、
「売上が2年前と比較して何%伸びたか」を基準に、成長率の高いテクノロジー系企業をランキング化しています。

例えばこのランキング中で
「150%成長」した会社は、2年間で売上が2.5倍になったという事ですね。

今年1位になったのは、主にGREEでソーシャルゲームを提供しているgumi。
mobage陣営のgloopsと並んで、業界トップクラスのSAP(ソーシャルアプリケーションプロバイダ)です。

(ちなみにgloopsは先日ネクソンに買収されましたね。)

今回は、こうしたランキングを就活での企業選びに使えるか?という話。

結論からいうと、このランキングは(そこそこ)使えます。

「売上の伸び」という非常に客観的な指標を元にしているので
少なくとも「人気企業ランキング」の類を参考にするよりは、ずっと良いでしょう。

しかし、いくつか注意すべき点もあります。

◎全てのテクノロジー系ベンチャーを網羅しているわけではなく、外部監査を利用している一部企業のみが対象となっていること
参考:http://sakazuki.info/1411/
→上場企業はともかく、非上場企業については漏れが出てしまいます。

◎あくまで売上の伸びが基準であり、利益は基準になっていないということ
→極端に言えば、赤字まみれでもランクインできます。

◎売上の成長度が高くても、それ以上のペースで従業員(あるいは固定費)が上がっている場合もあるということ
→たとえば売上が2年で2倍になっていても、従業員数が4倍になっていれば1人あたりの生産性は落ちています。

決してランクインした企業さんに水を指すわけではありませんが、
単にこのランキングを見て「この会社は伸びてて儲かってるんだ」と思うのは短絡的です。

「経済を動かしている」という意味で売上金額はもちろん重要ですが、
「どれだけの付加価値を生んでいるか」という意味で大事なのは粗利。

就活SWOTでも「売上ではなく粗利、さらに言えば1人あたりの粗利が重要」という事をお伝えしていますが、
「社員1人あたりどれだけの価値を生んでいるのか」というような情報を基準にしたランキングはなかなかありません。

ランキングはランキングで参考になる部分はありますが、
『ランキングに出てこない部分』にこそ目を向けて、企業研究を深掘りしてもらえればと思います。

ちなみに最近、こうした就活にも役立ちそうな最新記事を
就活SWOTサイト上でも紹介しています。