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たまに近況が更新されたりします

独自オフィス開設を決意した理由と、その後に訪れた心境の変化

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1つ前のブログに少し書きましたが、株式会社エイリストは、
事業拡大のため新オフィスに移転する運びとなりました。

(現時点では、8月27日頃より新オフィスでの営業開始を予定しております。)

創業後 最初の1年間は自宅兼オフィス、
その後の2年間は、仕事上でもお世話になっている
アクサスコンサルティングジャパン
のオフィス内で間借りさせていただいていました。

つまり、住居ではない完全に独立した自前のオフィスを持つのは
エイリストにとって今回が初めてのこととなります。

「自前のオフィスなんて無くてもいいのでは?」…と思っていた

なぜ間借りすることになったかというと、
AXASでのウェブマーケティングの仕事を引き受けさせていただく際
「せっかくなら同じ場所で仕事してほしい」
という申し出をいただいた事がきっかけです。

当時はシェアハウス事業の将来性にも疑問を持ち始めた時期であり、
「それならエイリストの他のメンバーも一緒の場所で仕事できないか」
…という図々しいお願いをしたところ即決でOKをいただき
間借りをさせていただく事が決まりました。

そして創業1年を間近に控えた2010年7月より、
インターン生を含めて2〜5名の仕事場所をお貸しいただくようになりました。

それ以来、エイリストの事業以外に
AXASのウェブマーケティングの仕事もさせていただき、
場合によっては共同での事業にも取り組ませていただいていました。

ただ、AXASのオフィスも決して場所が余っているわけではなく
どの場所に移動すればいいのか、気を遣わせてしまった部分もありました。

その時はさすがに申し訳ないと思い
「人数分の家賃は払いたい」とお願いしたのですが、
受け取っていただくことは出来ませんでした。

本当に、ご厚意に甘え続けた2年間だと言えます。

社員の少ないエイリストにおいて
他社の社員とオフィスを共にすることが
良い刺激になっていた部分もあります。

・オフィス費用もかからず、
・人材育成上もメリットがあり、
・事業運営の面でもシナジーがある

…となると、あまりに恵まれすぎた環境であり
「このくらいの人数なら独自のオフィスなんていらないんじゃない?」
と思っていたのが正直な本音であり、周りからもそう言われていました。

それでもオフィス移転を決意した理由

しかし、今後10人・20人とエイリストが拡大していった時には
さすがに間借りを継続するのは難しくなります。

実際に事業運営の都合上、オフィスがあった方が良いと思う場面もあり
「いずれは…」 と思う部分はありました。

そして、オフィス代というものは決して安くはありませんが
人件費に比べればそんなに高いものではありません。

自社メディアをさらに発展させる「組織づくり」のために
「月20万円程度の投資は決して高くない」と感じたのがオフィス開設の決め手です。

(結果的には、月20万円もかからない物件を選びましたが)

本来、オフィスを構えるのは「仕事をする場所」を確保するためだと思うのですが
すでに仕事をする場所があるエイリストにとっては、
「自社事業を拡大させる”組織”を作るための投資」
「対外的な”信用を得る”ための最低限の投資」
の2点が重要であると考え、今回のオフィス移転を計画しています。

会社としてオフィスを持つことの意味

入居するのは来月ですが、オフィスを構えることも決まり、
ハード面では会社として一人前と言える状態に
ようやくなったのではないか…と思います。

もしかしたら「オフィスがある」=「一人前の会社」
という発想自体が古いと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

オフィスがないのに利益が出ているならそれはそれで良いことだし、
コストもかからなくていいじゃないか…と、
自分自身そう思ってきた部分はあります。

しかしやはり1つの目安として
「エイリストもここまで来たよ!」という
1つの”標し”を残すことも組織にとって必要だろうと今回思ったのです。

もちろん、会社経営において
固定費はなるべく増やさないよう気をつけるべきものです。

ただ一方で
「受け入れなければ会社として次のステージに行けないような固定費がある」
のも事実なのだと思います。

オフィス移転を決めたことによる心境変化

今までは、
「事業が軌道に乗るまでは、どれだけケチになってもケチになり過ぎることはない」
と思っていました。

(実際、スタートアップの段階では非常に重要な考え方だと思っています。今でも)

ただ、今ではそれに加えて
「事業が成長するにつれ段々と、適切なタイミングで適切な投資が必要になる」
と、そういう当たり前のことも意識するようになりました。

シェアハウス事業で一度失敗し、その後はとにかく
「リスクを極限まで排除した経営」を心がけてきましたが、
過去に出した累損も解消でき、1〜2年前とは状況も変わって来ました。

売上全体に占める自社メディア収益の割合も高まってきた今は
もうちょっと攻めていい時期だと考えています。

「まだスタートラインでしかない」という危機感

「一度は危機に瀕しながら無事3年が経ち、今までの損失も解消した」
…ということは大変喜ばしいことである一方、

そんなスタートラインに立つまで3年もかかってしまったのは
自分の未熟さが原因だということで、
猛省しなければとも感じています。

オフィスを構えるための準備をしている最中、
過去知り合った方から
「会社が10周年になる」という報告のメールをいただいたのですが

その時 真っ先に思ったのは
「エイリストの設立10年目は、どんな姿になっているのだろうか」
ということです。

「3年間がこんなに早く過ぎてしまうならば、
 5年、10年もあっとう言う間ではないか…。」

そんな危機感は今はあります。

設立5年目、10年目、あるいはその先、
会社としてどんな価値を社会に提供できているか
自分を含めてエイリストのメンバーは、もっと意識しなければならないと思っています。

先ほど「会社として一人前と言える状態になった」と書きましたが
それはハード面での話であり、
「人材」などのソフト面ではまだまだ一人前というには程遠い状況です。

ようやくスタートラインに立てた今、
期待していただいている皆様に応えるためにも
来期はもっと会社としても成長し、挑戦していきたいと思います。

お世話になっている皆様、
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

(新オフィスの所在地は、後日お知らせさせていただきます。)