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「インターン生に求める事」の変化と、それでもインターンを受け入れようとする理由

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以前、中国の大連から留学生インターンを半年間受け入れた感想まとめ
という記事を書きました。

その後、2011年12月下旬から2012年4月末までの4ヶ月間、
新しく中国からのインターン生を受け入れていました。

アイセックSFC委員会のみなさまには今回もお世話になり、ありがとうございます。
(おそらくアイセックさんからのサポートがなければ、今回のインターンは途中で頓挫してしまっていたことでしょう…。)

エイリストで海外インターンを受け入れている目的としては、
主に下記のようなものがあります。

1.インターン生受け入れによる社内活性化
2.インターン生に業務を教えることによる、社員の知識定着
3.業務(特にプログラミング業務)の遂行を担う戦力として
4.将来自社で活躍してくれる人材の発掘のため
5.将来アジア市場で事業展開するための諸々の準備のため

(後ろに書いてあるものほど優先度高)

今回4ヶ月を振り返ってみると、達成できた部分もあれば、達成できていない部分もありますが、
上記5つの目的のもと、
今後も海外インターンの受け入れには積極的に取り組んでいきたいと思っています。

ただもちろん反省点も多々あり、それについては今後改善していきたいと思っています。

改善が必要になった原因として、
エイリストとして、ここ一年でいくつか大きな転換がありました。

大きなものとしては、

●新卒メディア事業の急成長
●開発業務の内製化

という2つの変化です。

「新卒メディア事業の急成長」というのは、文字通り
就活SWOT/就職SWOT(http://swot.jp/)が事業として軌道に載ってきた事です。

それまでコンサル事業による収益が大半を占めていたのに対して、
今ではメデイア事業(特に新卒関連)による収益が過半数を占めるようになってきています。

これにより、社員1人あたり・時間あたりに求めるパフォーマンスの高さも変わりました。
参考:http://sakazuki.info/1524/

(2013卒採用は実施しないつもりだったのですが年始になり急遽実施したのも、このような背景からです。)

もう1つの「開発業務の内製化」というのは、自分を含めた固定メンバーが開発業務を担えるようになったということです。

それまでは開発業務においてスキルの高いインターン生に頼りきっていたため
そのインターン生が動ける時は開発が進むし、そうではない時は進まない…という状況だったのですが
今では「思いついたらその日中に開発し、リリースする」という事も可能になっています。

これは、2つとも非常に喜ばしいことでした。

しかしそれに伴い、
インターン生に求める基準も変わってしまったというのが正直なところです。

昔のエイリストでは、
プログラミングができるだけでも、インターン生の存在は本当にありがたい事でした。

もちろん今でもありがたい事に違いはないでしょう。
しかし、プログラミング「だけ」では足りなくなってしまったのが今の状況だと思っています。

(過去にいたインターン生が「プログラミングだけ」だったという事ではありません。
 むしろ、自分の頭で考えて開発してもらう部分が多かったと思っています。)

つまり、外注ではなく社内で同じ場所で仕事をするからには、
「プログラミングだけ」ではもう足りないのです。

「どんなサービスがユーザーの役に立つか」とか
「今の自社サイトの問題点はなにか」を考えながら、
その解決方法を形にすることが求められるようになりました。

そこまで考える気がないのなら、外注で十分なのです。

結果として、インターン生に求めるハードルは非常に高くなりました。
 
 
今回受け入れたKさんは、プログラミングのスキルは非常に高かったのですが
そういった背景からウェブディレクターに該当するような仕事まで任せていました。

最終的には真摯に取り組んでくれていたと思いますし、
非常に良いことである一方で、難しさも感じました。

「社会人として、ウェブサイト運営者として」のあるべき考え方を身につけるまで
2~3ヶ月はかかってしまい
残り一ヶ月では実践まで踏み込めなかったというのも正直なところです。

(実践投入してPlan→Doまでやったあたりで時間切れとなり、
 Check・Actionが出来なかった… と言えばわかりやすいでしょうか)

前回受け入れた董くんの場合は研修が6ヶ月間だったのですが、
最初の1~3ヶ月目で基礎を固め、その後にまだ3ヶ月もあったため
実践するための期間は十分に取ることができました。

2ヶ月の差が大きく作用してしまった部分はあるでしょう。

今後のインターン受け入れについて

今後、インターン生の受け入れ基準をどうしていくかは、非常に悩ましいところです。

日本語が話せて、
プログラミングもできて、
なおかつ6ヶ月間も日本に来られるインターン生…ともなると
いくら中国でもなかなか候補者が見つからないのが実際のところです。

語学力、プログラミングスキル、滞在期間の全てを満たす事は難しいかもしれません。

「だったらそもそもインターンを受け入れるべきじゃないのでは?」みたいな感想を持たれる方もいるかもしれません。
前述のように外注をうまく使っていくべきではないか?という考えもあります。
日本国内でプログラミングのできる学生を見つけた方がいいのでは?という考えもあります。

しかし、一方で長期的に会社を伸ばしていくためには、
外から新しい風を入れることは必要なことであるとも思っています。

インターン生から採用につながるような場合はもちろん、
インターン生から得られる新たな視点もあるでしょう。

決して楽なものではありませんが、
今後もこうした取り組みは続けていきたいと思っています。

※なお、海外からのインターンばかり積極的に受け入れている印象を持たれるかもしれませんが
基本的に「国籍不問」ですので、日本国内からも応募も歓迎です。

http://alst.co.jp/recruit/