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優秀な友達を2人連れてこないと参加できない採用説明会

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カヤックさんの採用担当者インタビュー記事を読んでみました。
http://www.social-recruiting.jp/archives/9262

ワンクリック採用と、旅する説明会は確かに面白いアイデアですね。

(間違ってワンクリックしてみたら合格連絡が来てしまって焦りましたが…)

さて、このインタビューとは直接関係ないのですが
読んでいて思い出した採用担当時代の話があったので、思い出しながら書き留めてみます。

人材系のベンチャー企業で採用担当をしていた時代のことなのですが、
興味のある方は是非読んでみてもらえればと思います。

優秀な友達を2人連れてこないと参加できない採用説明会

4年程前に人材系の会社で新卒採用担当をしていたのですが、
「優秀だと思う友達を2人連れてこないと参加できない説明会」というのを
実施した事がありました。

参考:開催後のプレスリリース

選考会を兼ねた説明会になっていて、
自分の連れてきたメンバーと3人チームになる…という仕組み。

選考会は「筆記試験」と「グループワーク」に分かれるのですが、
前半の筆記試験は「3人で力を合わせて解く」+「カンニングOK」というルール。

後半のグループワークは、チームごとに事業アイデアを考え、
会場内にいる事業部長にプレゼンしてOKをもらえ、というものでした。

参考までに、告知文の一部を引用。

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ルール&イベント詳細
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●参加は3人1組、もしくは4人1組。
自分自身が信頼できる、仲間を誘ってご参加ください。

●チーム対抗。チーム毎に成果を競います。

——————————————–

—-編成された最強のチーム。

語られる、起業家の想い。
明かされる、最初の課題。

経営問題解決、推理問題、論理思考問題など
課された数々の難題に、チームで挑む。

『ビジネスプロフェッショナルに本当に必要なことは何なのか』

それを知ったあなたに、次なる試練が与えられる。

“自ら考えた事業を、投資家にプレゼンテーションせよ!”

会場に降り立つ、百戦錬磨の投資家たち。

競合優位性は何か?
実現可能性はあるか?
どんな想いでそれをやるのか?

事業構想力、事業への情熱、行動力、
すべてが試される一時間。

そして、最強のチームが選ばれる。

詳細な課題は当日来てのお楽しみなわけですが、大体こんな告知を打ちました。
(ちなみに、最高得点を取ったチームには役員との会食にご招待、という特典付き)

学生視点では、「優秀な友人を連れてきた方が有利だよ」という事になる。

人事視点では、
「この内容で誘われる学生は優秀な可能性が高い」
「人を誘ってまで参加しようとする学生はかなりアグレッシブな人材である可能性が高い」
「必然的にクチコミが発生するので、エントリーする学生が増える」
という事になる。

自社に対するモチベーションが高いというだけでなく、
「人を巻き込む力がある」可能性が高いというのも大きなポイントでした。

(実際には一応、友人を誘えなかった人のために
 イベント開始前にチームメイトを探せるスペースも設けました。)

 
ちなみにグループワークは前年までの踏襲だったのですが、
グループ筆記試験というのは初の試み。

3人の得意分野によって分担したり、
手分けして知り合いに電話しまくったりしている様子も見られ
「筆記試験なのに席に座っている学生がほとんどいない」という異様な光景が印象的でした。

(会場が地下だったため、みんな電話をかけるために会場外に出て行ってしまったのです。)

ちなみにこの時の成果としては、
●前年の同時期と比較して3倍の、約1500名の学生がエントリー(11月上旬時点)
●参加資格を満たした146名の学生がイベント(1日限り)に参加
→最終選考に進んだ学生(十数名)の大半が、そのイベントに参加した学生

…という事になり、50名規模の企業における採用活動という意味では大いに成功であったと思います。

SNSは使わない。けれどソーシャルリクルーティング的。

その時はあまり意識してなかったのですが、今風に言うと
これは結構「ソーシャルリクルーティング的な取り組み」だったのではないか、
と今更ながら思いました。

「優秀な学生の周りには優秀な学生はいる」ということは色んな方がよく言っている事ですが、
そのコネクションを活用してある種のフィルターにかけるというのが、この取り組みのポイント。

現状のソーシャルリクルーティングというのは、
「とりあえずSNSを使って告知してみましょう」
「SNSを使って学生との距離を縮めましょう」というパターンが一般的だと思うのですが、
極論、ソーシャルリクルーティングというのはSNSなど使わなくても出来る物なのだと思います。

(実際、↑の説明会を告知した媒体はリクナビ・マイナビでした)

『どういうターゲットに情報を届けたいのか』
を意識しながら
『情報を伝播させるためのインセンティブ』
をどう設計するか…が肝。

その中でSNSを使うか、使わないか…というのは、実は枝葉の部分でしかないのです。
所詮ツールの1つでしかないわけです。

多分エイリストで このアイデアは使わないのですが、埋もれさせておくのも
もったいないと思い、いっそのことブログネタにしてみました。

ちょっと一風変わった就活イベントを企画したいと思っている企業さんは
是非参考にしてください。

追伸

なお、就活SWOTでは面白い就活イベントを開催されている
企業様からの広告出稿をお待ちしています(笑